ミシュランから三ツ星を受けた高尾山

首都東京にも有名な山があります。それが「高尾山」です。標高599メートルの低い山ですが、景色がとても美しく、あのミシュランから旅行部門で三ツ星を獲得するほどの観光名所です。国定公園にも指定されています。

高尾山の歴史は古く、1300年に遡ります。奈良時代に聖武天皇が仏教によって国を治めることを志し、その勅命を受けた僧侶の行基が744年に高尾山に薬王院を開山します。聖武天皇は国分寺という寺院を日本の各地に建立しますが、高尾山薬王院もその一つです。

その後600年が過ぎ、京都から高僧の俊源大徳が入山し、荒廃していた寺院を現在のような華やかな寺院へと改修します。そのことから薬王院では俊源大徳を中興の祖としています。

●高尾山の天狗
高尾山に行くとすぐに気づくのが、多くの「天狗」の存在です。この天狗は飯縄大権現(いづなだいごんげん)に由来します。

高尾山に入山した俊源大徳は琵琶滝で修行しますが、その修行で飯縄大権現の霊感を感得したことが飯縄大権現信仰の始まりとされています。以降、高尾山は薬師信仰とともに、飯縄権現信仰の霊山とされ、修験道の場として発展していきます。

なお、飯縄大権現は長野県の飯縄山における山岳信仰が発祥とされる神であり、白い狐に乗って剣と縄を持った烏天狗の形で表されています。そのため、薬王院の本尊は天狗になっており、境内にも多くの天狗の像が建てられています。

高尾山は行基がもたらした「仏教」と、俊源が会得した「神道」が混合した「神仏習合の山」になります。

●登山
高尾山には山麓から山頂まで登山するコースが3つあり、1号路 の「表参道コース」と、6号路の「びわ滝コース」、「稲荷山コース」です。表参道コースの中腹あたりで他のコースに移れます。

登山の初心者は表参道コースが最適です。表参道コースは道が舗装されており、中腹には観光スポットもあります。一方、登山の醍醐味を楽しみたい人は「稲荷山コース」が向いており、自然の山を登っている気分を満喫できます。

通常の所要時間はどのコースも1時間30分~2時間で山頂に到着します。

●ケーブルカーとリフト
高尾山にはケーブルカーとリフトが設置されており、高齢者や脚の弱い人はそれを利用すると時間が短縮できます。ケーブルカーは最大で135人が乗車でき、片道6分で終点に着きます。なお、日本一の急勾配とされている斜面があり、急な崖を上るような感じです。

リフトは、2人乗りで片道12分です。爽やかな自然の風を感じながら登ることができます。ただし、ケーブルカーやリフトで山頂まで行くことはできず、終点から約1時間程歩いて山頂まで行きます。

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